以下は2008年3月3日に掲載した記事ですが、新検見川北口駅前の「藤右衛門豆腐売店」は、今月いっぱい 2010年5月31日(月)をもって閉店することになりました。
安くておいしくて、ちょこっと買えてとても便利だったので、とても残念。
現在は水曜、土曜、日曜がお休みで、特売は火曜です。

<過去記事↓2008.03.03>
新検見川駅北口階段を降りた「どさんこ」の店頭隅に間借りしている豆腐売店だから知っている方も多いと思う。
これは以前西友前にあったものだが、数年前こちらに移ってきた。
毎日、お昼頃から店が開く。
豆腐は2個100円~。時々、不揃い油揚げが袋いっぱい詰まって50円で売っていることもある。
あっさり系の煮物総菜などもあり、これはランチ弁当に加える1品として人気があるようだ。
豆乳とにがりも売っているので、手作り豆腐も作れる。豆腐も豆乳も作りたては味が違うのだ。
豆腐の作り方はいたって簡単。
豆乳を沸騰させないように温め、火を止めてから、にがり入れ、ササッとかき回し、1回分ずつ茶碗に入れて放置。固まったらそのまま食べる。
豆乳500mlに対し、にがりは4ccくらいだ。
茶碗蒸しのように具を入れて、
「蒸し豆腐』にしても、気の利いた「もう1品」になる。
ゆばが欲しい場合は、表面にできる膜をどんどん箸で掬っていく。
電子レンジの場合は豆乳ににがりを加えたものをラップして1~2分くらい加熱するだけ。
大豆にもこだわりたい派は豆乳から作るのがいいだろう。
この2月からは新製品「豆腐ドーナツ」がお目見え。
4個入り200円。

豆腐60%小麦粉を加え、山芋でつないで揚げたもの。
甘さはあっさり控えめで、おやつにちょうどいい。
毎日16パックくらい出すのだが、3時過ぎには売り切れることもしばしばだと言うから、食べてみたい人は、早めに。
販売元、皆吉食品トーフセンターは亥鼻橋の袂にあり、
「ベイタウン俺たちのHP」のzakiさんがレポートしている。
2010年5月31日(月)閉店毎週火・土は特売日で豆腐全品と豆乳が半額!
13:00~18:30
皆吉食品トーフセンター
花見川区天戸町35-2
043-259-2705
乾燥大豆からマイコン全自動で豆乳濃度8%の新鮮豆乳が作れる。
カラッと晴れた、気持ちよい天気の日には散歩がしたい。
そこで稲毛~検見川~幕張と、歩いてまわれる、すぐそこの観光スポットを取材しました。
本日は稲毛編。
新検見川から電車で行く場合、JRだと稲毛南口駅前交番の右へ延びる浅間通りを、京成稲毛を通り越して
浅間神社まで歩く。
浅間神社の裏に稲毛公園があり、この松林に宇宙人のような根っこをした根上がりの松」と言う松が沢山ある。

江戸時代、男は富士山や出羽三山に詣でることで一人前とされたが、女子供にゃなかなか行けるもんではない、と言う訳で、富士山を模したものが各地の神社に作られた。
浅間神社の裏にも富士山と富士五湖、富士の洞窟で修行した行者さんなどが祀られ、かつては大いに賑わったのだと言う。

しかし盛り土して作られた山は、時を経て表土が流れ、松の根は浮き上がってしまったのだ。
なんとか大地にしがみつこうという松の根性がこの姿になった。
他の木にしがみついているのもある。

この松林の中程から海方向へ坂を降りると左手に、あの「神谷バー」で有名なワイン王、
神谷伝兵衛の邸宅があり、無料で館内を見学できる。

明治時代の鉄筋建築で1階は様式、2階は和式の和洋折衷。
かつてはここから海が見渡せたのだろう。

2階の和室も、妙に懐かしく、驚くほど居心地が良く心和む。


神谷邸前国道14号を渡り、少し検見川方面に歩くと、そば屋「せんげんそば」があり、ここに14号を挟んで鳥居がある。

数十年前まで、この鳥居は海の中にあった。14号向こう側の鳥居は陸の上にあった。
そしてそれはこんな風だった。2つの鳥居が確認できるだろうか?

浅間神社正面鳥居の左の道を上がって行くと、そこには映画「ラストエンペラー」で知られた最後の皇帝の弟、
愛新覚羅溥傑が浩夫人と新婚時代を過ごした「ゆかりの家」がある。

これも気持ちのよい高台の家だ。

中には溥傑の描いた絵や書をはじめ、夫妻の写真や、古き稲毛の写真なども展示されている。

庭の一角に小さな管理人の家があるが、ここの便器がしゃれている。
ということは、主の家の便器はもっとゴージャスであったに違いない。

この家を出て、少し西に向かうと「蛇松」と言うのがある。これはまさに龍(ドラゴン)ですね。

松井天山という人が昭和の初めに描いた、稲毛や検見川の鳥瞰図がある。
稲毛のは多田屋で手に入るが、残念ながら今回、検見川のは見つからなかった。
しかし千葉市史関連の本には載っているので、図書館で探し出し、是非コピーしよう。
それを見て当時を想像しながら歩いていると、古地図に記されているものがいくつも発見でき、ちょっとしたタイムスリップ気分を味わえる。
(写真はクリックで拡大します)
(061028)