
ゴールデンウィーク、温泉でも行きたいけど、しんけみから動けない、あるいは動きたくない、という方々には、5月5日端午の節句に菖蒲湯@検見川「梅の湯」がイチ押しだ。
菖蒲湯は、冷え性、傷口の保護、疲労回復、神経痛、しびれ、麻痺、食あたり、食欲不振、下痢、カゼ予防等に効果があり、菖蒲は魔を除け邪気を払うと言われている。(湯に使う菖蒲は花菖蒲とは全く種類が異なるもの)

午後3時になれば、まだシャッター閉じた梅の湯の前に、1人、また1人と常連客が集まってくる。
「なんか天気がくずれそうですなぁ・・」なんて空見上げながら、きっかり3時15分、シャッターが開くまでに、もう12人ほどが集まっていた。

下足箱が並ぶ入り口から脱衣場に入ると、イマドキではもう珍しくなった番台がある。
この地に銭湯として約90年、松井天山が昭和5年に描いたイラストマップ「千葉県検見川鳥瞰図」にも現在とほぼ同じような形で描かれている。

久々の銭湯に「料金はいくらだったか?」などと見回すシンに、「初めてですか?」と気さくな声が番台からかかる。
検見川ってのはなんとなく敷居が高いので、銭湯もヨソ者は「あんた誰よ?」みたいだったらどうしよう、などと小心な心配をしていたのだが、女将の「にっこり」で一瞬にして気が楽になり、色々聞く事ができた。

主浴室の風呂は2種類。ぬる目の湯にきめ細かい泡とジェットマッサージがある超音波泡風呂と、熱めで日替わりのハーブ風呂。

露天の方は雨露よけ庇つきの半露天風呂といった感じで、通常は「宝寿湯」という薬湯になっている。(5/5はショウブ湯。冬至はゆず湯)
この「宝寿湯」は高麗人参を始め12種の生薬成分を調合したものだが、すこぶる人気が高い。
正座できなかったおばあさんが座れるようになったり、腰痛が治ったりで、湯治目的の客も少なくなく、お医者に勧められて来る人もいるそうだ。なぜかイボにも効くようで、通っているうちに取れてしまうと言う。
入り方は、主浴室でよく身体を洗ってからこの薬湯にゆっくり浸かり、シャワーを浴びずに出る。
身体が芯から非常によく暖まり、肌もすべすべ感あり美容にも良さそう。

また梅の湯は井戸水を使っているのだが、この水がおいしく、お茶の味が全然違うのだと言って、重いのにみんなペットボトルで持ち帰るのだそうだ。シンも今度試してみよう。
レトロなあんま椅子は1回20円。

去年惜しくも廃業した花園湯で使われていた木製ベンチが、今、梅の湯でまた使われている。
お客さんたちもこちらまで足を運んでくれるそうだ。

また、花好きの女将にと常連たちが花を運ぶので、脱衣場はいつも花だらけ。種類が異なる庭花が様々に美しい。
1つの脱衣場に一輪挿しが15〜20はあるので水替えだけでも毎日大変だ。

番台はお客と向かい合う形で脱衣場の方を向いているから、場やお客のコンディションも気にかけていられるし、特に年配者が多ければ安心感がある。
午後6時頃から2〜3時間、女将さんが夕食にかかる間は、旦那が番台に座る。
「男性の番台は絶対イヤッ」という乙女はこの時間を避ければ良い。
(写真はクリックで拡大します)
料金は銭湯共通
中学生以上:420円
小学生:170円(毎月第1・第3日曜日は無料/氏名,学校確認できるもの持参)
小学生以下:70円
65歳以上:毎月26日は無料(年齢確認できるもの持参)
※問い合せは、各銭湯又は浴場組合(電話:043-222-6288)へ
15:15〜23:00
水曜定休
駐車場7〜8台分、梅の湯から14号に出たあたり(詳しくは訊)。
043-273-8080
検見川町2-481
「梅の湯」の地図はこちら
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